中野ひろまさ

ALPS処理水の海洋放出について

東京電力福島第一原発からの、トリチウムを含む処理水を海洋放出する事を政府が決定しました。水を溜めているタンクは既に1000基以上になっており、廃炉作業を進めるためにはこれを処分する事はやむを得ません。

よく誤解されますが、これは汚染水を放出するのではなく、汚染水から除去設備を通じて放射性物質を除去した上で、どうしても取り除けないトリチウムという物質を含む水を、基準値を大きく下回るまで薄め、放出するものです。

(トリチウムは、水や食べ物、私たちの体の中にも存在しています)

トリチウムは、安全や環境の基準を守った上で、世界中の原子力施設から日常的に海洋放出されており、IAEA(国際原子力機関)も「国際慣行に沿う」としています。

こうした事を国民の皆様に十分に理解して頂くために政府は十分な説明をし、風評被害への対策を万全にする必要があります。放出に当たっては、第三者の目を入れ徹底的に監視し、透明性を確保する事も必要です。

政府の解説動画のリンクを紹介させて頂きますが、引き続き丁寧な情報発信と対策を求めていきたいと思います。

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