中野ひろまさ

私立学校法改正の背景について

先日の私立学校法改正について、背景を説明しましたが、何件か質問やコメントがありましたので、補足を書き加えて再度UPいたします。

昨年3月、群馬県の「堀越学園」が、あまりに杜撰な学校経営を行っていたため国が解散命令を出しました。
他方、私立学校は、基本的にはその自主性を重んじるということになっており、国が解散命令を出す前に立入検査や業務改善命令を行う仕組みがありませんでした。

こうした事態が続けば、私学全体に不信感が生じかねないため、今回の改正を行うこととなりました。

とはいえ、国が私立学校へ関与できる仕組みを乱用することは許されません。
このため、私は国会審議を通じて、国が関与する場合の具体的な条件(経営上著しく困難な状況にあり、かつ、自主的な改善が望めない)を明確にしました。
また、改善命令の前には、私学の集まりである私立学校審議会で意見を聞くことにもなっており、あくまで私学は自主性を重んじる、という基本は変わりません。

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