中野ひろまさ

平和安全法制について

先ほど平和安全法制が衆議院本会議を通過しました。

審議時間は116時間と戦後6番目の長さ、ほぼ論点も出尽くしている感がありますが、中身がよく分からないというお声もまだまだ多いとも感じています。

特に、最近良く聞かれるのは、「多くの憲法学者が憲法違反と主張しているが、大丈夫か」という点です。
しかし、そもそも、多くの憲法学者は、今の自衛隊の存在自体が、戦力の不保持を定める憲法9条違反ではないか、という認識をしています。
このため、政府は、これとは別に、政府としての憲法解釈を行ってきた訳であり、今回の解釈変更は専守防衛を旨とする今までの政府見解の枠を超えるものでは全くない事を、改めて主張させて頂きたいと思います。

日本周辺の安全保障環境が厳しさを増す中で、日米がより連携して我が国を守る必要性はあるけれども、憲法9条の枠を超える訳にはいかない。

こうした議論を昨年来ずっと積み重ねる中で、我が党の主張した厳しい新3要件による歯止めがかかり、そして今回の法制化に当たっても国会承認等の更なる歯止めをかけている事を、私も引き続き、様々な場所で丁寧に説明し、情報発信を続ける事で、皆様のご懸念を払しょくして参りたいと思います。

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